四柱推命の研究をしている者です。今回は、私自身が持っている傷官が２つ３つという、同じ通変星が複数ある方の特徴について、経験を交えながら解説していきたいと思います。
私は傷官を2つ持っているのですが、仕事で求められるクリエイティブな発想や、自由な表現活動が大好きで、これまでの人生でもかなり活かされてきました。実際、20代後半で広告代理店から独立系のWEB制作会社に転職したのも、より自由な環境で仕事がしたいという欲求があったからです。
傷官が2つある方の特徴として、まず目立つのが「自由を求める気質」です。例えば、私の場合、決まりきった仕事よりも、新しいチャレンジのある仕事に魅力を感じます。また、プロジェクトの中でも、特にクリエイティブな部分を任されることが多く、チームメンバーからは「新しい発想が面白い」と言われることもあります。
これは実は傷官星の特徴なんですよね。先日、四柱推命協会でも、「傷官持ちは型にはまらない発想ができる」という話があり、納得した覚えがあります。
さらに興味深いのが、傷官が3つある方の特徴です。職場の先輩に傷官3つの方がいるのですが、その方は驚くほど人当たりが良く、誰からも好かれる存在です。これは、傷官の兄弟星である食神（しょくじん）の性質が強く出ているからだと言われています。
ただし、傷官3つの方は、外見は社交的で明るく見えても、内面はかなり繊細な一面も。私の先輩も、仕事で燃え尽きそうになったことがあると話していました。だからこそ、適度な休息を取り、自分の感性を大切にすることが重要になってきます。
私の場合、週末は趣味の写真撮影に時間を使うようにしています。これが良い気分転換になっていて、月曜からの仕事も充実させることができています。
傷官星が複数ある方の対人関係も面白いポイントです。例えば、比肩（ひけん）との相性は抜群です。私のチームにも比肩持ちのデザイナーがいるのですが、お互いの考えを高め合える、とても刺激的な関係です。
また、劫財（ごうざい）との組み合わせも相性が良いんです。以前一緒に仕事をした営業の方が劫財持ちでしたが、スピーディーな展開と情熱的なアプローチで、プロジェクトを成功に導いてくれました。
食神との関係も興味深くて、私の妻が食神持ちなのですが、私のクリエイティブな部分を理解しつつ、時には現実的なアドバイスをくれる、とても良いバランスの関係を築けています。
正財（せいざい）との組み合わせは、最初は価値観の違いに戸惑うかもしれません。でも、お互いを理解し合えれば、傷官の創造性と正財の堅実さが融合して、良いシナジーを生み出せます。
偏財（へんざい）との相性も良好で、特に新しいプロジェクトを始める時など、ロマンチックな未来を描きながら、楽しく仕事を進められます。
正官（せいかん）との関係は、時間をかけて深まっていくタイプ。私の場合、取引先の正官持ちの方と、徐々に信頼関係を築いていった経験があります。
最後に、傷官星が複数ある方へのアドバイスです。創造性や自由な発想は、かけがえのない才能です。ただし、時には周りのペースに合わせることも必要です。
私の場合、アイデアが浮かんだら、すぐにメモを取る習慣をつけています。それを後で整理して、チームに共有する時は、相手に分かりやすく説明するよう心がけています。
このように、自分の個性を活かしながらも、周囲との調和を図ることで、より充実した人生を送ることができます。皆さんも、ぜひ自分の命式の特徴を理解して、それを強みとして活かしていってください。
そうそう、傷官がない方の場合は、組織の中で安定した力を発揮できる方が多いです。これもまた素晴らしい特徴なので、それぞれの命式の良さを活かしていけたらいいですよね。